バンガードソニック 組み立てプロセス

ここではバンガードソニックについて解説していますが、ビクトリーマグナムも基本的に同じです。

組立説明図 もあわせてご覧ください!

 

バンガードソニック キット説明 (タミヤホームページ)

ビクトリーマグナム キットの説明 (タミヤホームページ)

 

使用する工具セットはこちらです。子供たち2人に1つ(1チームに1つ)貸し出します。

左から
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・ニッパー
・カッターナイフ(ニッパーの下)
・平ヤスリ
・ピンセット

 

外箱はこんな感じです。ビクトリーマグナムは白青基調です。
箱の横に書かれた説明もワクワク感を演出してくれます。
箱をあけるとこうなっています。
中身を取り出したところ。

組立説明書ではボディからはじめることになっていますが、ここをあとまわしにしてシャーシから組み立てるほうがよいかもしれません。(3つ下の工程から。。)

パーツはニッパーで切り取っていきます。

ボディを組み立てるとこんな感じ。

ここではリアウイングを取り付けていますが、シールをはったり色を塗ったりしたあとに取り付けるほうが作業しやすいです。(いちど取り付けるとかなり取り外しにくいので注意してください!)

シールはすべて使う必要もなく、子供たちの感性にまかせてください。

ともあれ、シールはり、塗装、デコレーションなどはあとのお楽しみにとっておいて、まずはシャーシの組み立てにとりかかります。

箱を使って上手に作業を進めます。

たとえば、左の箱に細かいパーツ類を入れてなくさないように、右の箱にはゴミをいれるなど。ゴミかと思ったらまだパーツが残ってた!なんてことも。。

歯車を組み付けるとこんな感じです。

興味がありそうな子には「ほらこういうふうにかみあって動くんだよー」というようにシクミについても教えてあげてください。

組み付ける時にはグリスをぬります。

シャフト両端のギアの根元にも忘れずに!

子供たちに「グリスは動きをよくするためのものだから、かみあう部分やこすれる部分に塗るんだよー」などと教えてあげてください。

つけすぎないように、チューブの先でのばしながらつけてください。

ブチュっとたくさん出てしまった時は、すてずに箱のすみにでもとっておいて、ドライバーの先なのでちょいちょいとつけてください。

歯車はセットした状態で回しながら塗ると塗りやすいです。チューブの先でのばしながら。。

歯車が回転するとそれなりになじむので、そんなに神経質にならなくてもだいじょうぶです。

タイヤをニッパーで切り取ったところ。このままだと走るとガタガタしちゃいます。

子供たちにも「このまま走ったらガタガタしちゃうよ!」などと教えてあげてください。

あえてこのままにしておいて、一度走らせてから気づきを与えるのもよいと思います。

キレイに切り取ったところ。

ホイールにタイヤをはめます。ちょっときついので、むずかしそうにしていたら手伝ってあげてください。

タイヤは太いのと細いのがあります。細いのが前、太いのが後ろ。

でもあえて反対にしてみるとか、なんでもアリです!

TAMIYAの刻印があるほうが外側ですが、どちらでもだいじょうぶです。

いろいろ間違って組み立ててしまっても、あえてそのままにしておいて、あとで気付きをあたえる、というのもよいと思います。

このあたりの細かいパーツはなくしやすいので、確実に箱に入れてください。

手がペトペトしてると、くっついていつのまにかどこかに、なんてこともあります。

シャフト(車軸)を受けるパーツです。金属のものはハトメといいます。

赤いパーツはキレイに切り取らないとうまくはまりません。左のはNG。

赤いパーツの内側にもグリスを塗ります。赤いパーツとハトメでベアリングのかわりになっています。

そしてハトメをはめます。

組立説明書に指示はありませんが、ハトメの内側にもグリスを塗るほうがよいです。塗りにくければシャフト側に塗っておく手もあります。

地味な作業ですが、実はここでマシンの性能が決まります。

シャフトを通し、歯車を貫通します。シャフトでハトメを突き出して落としてしまうことがあるので注意してください!

シャフトは6角形になっていて、歯車にも6角形の穴があいています。

タイヤは両方セットして、両側からぐーっとおさえて奥まではめこみます。
むずかしそうにしていたら、少し手伝ってあげてください。
後輪も同様です。後輪は歯車がひとつ多くあります。この歯車でモータからの動力を伝達します。
シャーシができてきました。クルマっぽくなってきて、子供たちのテンションがちょっと上がってきます!
作業途中風景です。
モータに取り付けるパーツと金具をセットします。
パチンというまで確実にセットします。金具の穴が赤いパーツのツメにちゃんとかかっているか確認してください。

モータにピニオンギアをはめこみます。ギアをセットしておいて上からまっすぐにぐーっとおしこみます。

この作業もかたそうにしていたら手伝ってあげてください。

モータの軸とピニオンギアのツラがそろうように、しっかりと押しこみます。

モータの端子と赤いパーツの金具がうまく接触するようにできています。

ミニ四駆のこのあたりの作りは、ほんとうによくできています! 子供たちにもちょっとシクミ的なことも話してみてください。

セット完了。
モータのおしり側からシャーシにセットします。
ピニオンギア側を、パチンというまで確実にはめこみます。

青い歯車は短いシャフトを使って搭載します。

青い歯車のかみ合わせ部分と、シャフトにもグリスを忘れずにつけます。

シャーシにセットしたところ。
興味がありそうな子供たちには、歯車がかみあっている様子を観察させてみてください。

カバーを取り付けます。

このシャーシの場合、うまく走らない場合の原因の一番が、このカバーの取り付け不良です。カバー前側のネジ固定(3つ先のプロセス)も含めて確実に取り付けてください!

2つのツメが確実にはまっていることを確認してください。特に後ろ側を注意してください。

さて、何が変わったでしょう?

実はタイヤのトレッド(溝)の向きをまちがえていました。どちらでもよいと言えばよいのですが、実車感のあるタイヤなので念のため。。(笑)

カバーの前側をネジで固定します。

ドライバーを回す時は、上から押す力が7、回す力が3です。ドライバーをまっすぐに立てるのも大切です。

子供たちには「ドライバーをまっすぐ立てて、ちゃんと上からおさえながら回すんだよ!」と教えてあげてください。

写真を撮りながらなので手が足りていませんが、シャーシをもうひとつの手でしっかり押さえるのも忘れずに!

大人が力いっぱいしめつけると、樹脂側がネジに負けて空回りするようになってしまう場合があります。

逆に子供の力だと最後までしっかりしめきっていない場合があります。

適度な力でさぐりながら、というのが理想的ですが、まずは子供たちにまかせてみてください!

前側の端子金具とスイッチをセットします。

スイッチを回すと矢印のようになった部分で金具が押されて電池に接触するシクミです。ここもシンプルで確実な美しい設計ですね。

カバーを取り付けます。

このカバーの取り付けもパチンというまで確実におこなってください! スイッチの向きが間違っていたりすると、うまくはまりません。

ガイドローラーはコースをスムーズに走るためのパーツで、ミニ四駆の四隅に取り付けます。

ワッシャーを挟むのを忘れずに! グリスも塗ってください。

ここから先、夕方の作業になってしまったので、だんだん写真が電球色になっていきます。(笑)

ここでも上からしっかり押さえながら、ドライバーをまっすぐに立てて回します。
ガイドローラーのステーが完成。

ガイドローラーのステーをシャーシの裏側から取り付けます。

取り付けるところが浮いているので、下に手をそえてあげないとうまくできません。

シャーシを裏側から見たところです。

前側に見える円形の丸い部分がスイッチです。

フロントのガイドローラーはシャーシに直接取り付けます。

ここでもグリスを塗ることとワッシャーを挟むことを忘れずに!

このようにドライバーの先にすべてセットしてはめるのも一つの手ですが、ちょっとコツがいります。
シャーシが完成しました!

電池と電池おさえのパーツをセットします。電池の向きに気をつけて。。直列つなぎですね。

写真の電池はエネループですが、ミニ四駆ではエネループは絶対に使ってはいけません!!! 発熱してシャーシが溶けるおそれがあります。

シャーシにボディをセットします。

ボディの前側をシャシに差し込んでから、後ろ側を赤いパーツを回転させてパチンととめます。

完成! テンションダダ上がりです!!!

さぁどんな色を塗ろうかナ。。???

 

このパーツは余分に入っているもので、使用しません。赤いパーツは切り取らなければランナー(枠)についたままになっているはずです。

ハトメはなくす子供たちが多いので、あまったらとっておいて、なくして困っている子にあげてください。ものすごい感謝のまなざしで見てくれます。(笑)

作業が終わるとこんな感じです。

ここから先はシールはりなのですが、シールを説明書通りにはる必要はありません。

色を塗ったりデコレーションしたり、子供たちの感性で自由に楽しんでもらいたいです。

細かいシールをはる時は、ピンセットを使ったり、カッターの刃先にのせてはるとうまくはれます。

ここまではってからリアウイングを取り付けます。

シールはり完成!

シールはりは、ほとんど「コーティング」状態なので、大人がやっても20分くらいかかります。(笑)

なかなかカッコイイですね!

さぁ、コースへ ゴー☆ スイッチをいれて走り出す瞬間、子供たちはテンションMAXです!!!!!

うまく走り出したら、たくさんほめてあげてください。

うまく走らなかったらどうしてなのかをいっしょに考えて、気付きをあたえてください。

これまでの工作教室で組み立てていたサンダーショットMkIIとのツーショットです。

 


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